観葉植物を室内で育てていると、温度や湿度がどのくらいなのか気になることがあります。
特に夏や冬は、室温だけでなく湿度も植物の状態に影響します。
この記事では、観葉植物の管理に温湿度計を使う理由から、選び方、おすすめの3製品、設置場所まで解説します。
観葉植物に温湿度計が必要な理由
→ 温湿度計があると、感覚では分かりにくい室内環境の変化を数値で確認できます。
観葉植物を育てていると、「今日は暑そう」「少し乾燥しているかな」と感じることがあります。
しかし、人が感じる快適さと植物にとっての環境は必ずしも同じではありません。
温湿度計があれば、植物を置いている場所の温度と湿度を具体的な数字で確認できます。
特に次のような環境では便利です。
- エアコンを長時間使用する部屋
- 冬に暖房を使用する部屋
- 日当たりの悪い部屋
- 植物をまとめて管理している部屋
- 湿度の高い植物を育てている環境
また、温湿度計によっては最高・最低温度や湿度を確認できるものもあります。
例えばタニタのTT-589は、過去の最高・最低温湿度を表示でき、メーカーも観葉植物の管理への利用を案内しています。
観葉植物用の温湿度計の選び方
→ 植物管理では、温湿度の見やすさと設置しやすさに加えて、履歴を確認できるかどうかも重要です。
温湿度計なら何でもいいわけではありません。
植物の管理に使うなら、次のポイントを確認します。
- 温度・湿度の見やすさ
- 測定精度
- 設置方法
- 最高・最低値の記録
- 温湿度の履歴
- スマホ連携
- 電池交換のしやすさ
特に植物を長期間育てるなら、その場の温湿度を見るだけなのか、過去の環境まで確認したいのかで選ぶ製品が変わります。
温湿度の見やすさ
→ 植物の近くに置いて、普段から確認するならディスプレイの見やすさを優先します。
温湿度計は一度設置すると、そのまま長期間使うことが多い道具です。
そのため、スマートフォンを開かなくても温度と湿度を確認できるモデルは便利です。
植物棚の横などに設置する場合は、大きめの表示も使いやすいでしょう。
履歴機能
→ 一時的な数値より、温湿度がどのように変化しているかを確認できると管理に役立ちます。
例えば、昼間は30℃、夜間は25℃まで下がるといった変化が分かれば、エアコンや育成ライトの設定を見直すときの参考になります。
SwitchBotの温湿度計シリーズは、アプリで温度・湿度の変化をグラフで確認できます。モデルによって本体やアプリで保存できる期間が異なります。
設置方法
→ 植物棚や壁際など、実際の設置場所に合わせて選びます。
温湿度計には、置き型、壁掛け、マグネットなどさまざまなタイプがあります。
植物棚では小型の置き型が便利です。
壁面に植物をまとめているなら、壁掛けできるモデルも候補になります。
観葉植物におすすめの温湿度計3選
→ 機能・使いやすさ・設置方法の違いから、SwitchBot、タニタ、エンペックスの3製品を選びました。
温湿度計は種類が多いため、今回は特徴が異なる3モデルに絞ります。
SwitchBot 温湿度計プラス
→ 温湿度の記録までスマートに管理したいなら、総合的におすすめです。
SwitchBot温湿度計プラスは、3インチのディスプレイを搭載した温湿度計です。
大きめの画面で温度と湿度を確認しやすく、植物棚やリビングなどにも置きやすいモデルです。
6種類の設置方法に対応しており、スタンド、マグネット、壁掛けなどから設置場所に合わせて選べます。
さらに、SwitchBotアプリと連携することで温度・湿度の変化をグラフで確認できます。
アプリには過去2年間のデータを保存でき、CSV形式でのデータ出力にも対応しています。
植物を育てている部屋の温湿度を長期的に記録したい場合には、この機能が便利です。
こんな人におすすめ
- 温湿度をスマホでも確認したい
- 温湿度の履歴を残したい
- 植物棚に設置したい
- スマートホーム化したい
- 大きな画面で確認したい
なお、スマートホーム連携まで必要ない場合でも、本体だけで温度と湿度を確認できます。
タニタ デジタル温湿度計 TT-589
→ スマホ連携を必要とせず、温湿度をシンプルに管理したいなら有力な選択肢です。
タニタのTT-589は、温度・湿度に加えて、時計やカレンダーなどを表示できるデジタル温湿度計です。
特徴は、過去の最高・最低温湿度を確認できることです。
外出している間に室温がどこまで上がったのか、夜間にどこまで下がったのかを確認できます。タニタもペットや観葉植物の管理におすすめとしています。
スマートフォンとの連携は必要ありません。
そのため、**「植物の横に置いて、いつでも数字を確認できればいい」**という人には使いやすいタイプです。
こんな人におすすめ
- スマホ連携が必要ない
- シンプルに使いたい
- 最高・最低温湿度を確認したい
- 植物の近くに置いて管理したい
- 国内メーカーを選びたい
エンペックス 高精度UD温・湿度計 EX-2841
→ 電池やアプリを使わず、シンプルに温湿度を確認したいならエンペックスが候補です。
エンペックスは、温度計・湿度計・気圧計を専門に扱う国内メーカーです。
EX-2841は、温度と湿度をアナログ表示する温湿度計です。
温度精度は±1℃、湿度精度は±2%RH(35〜75%RH、常温)。電池を必要とせず、置き型と壁掛けの両方に対応しています。
デジタル式のように細かい数値をすぐ確認するタイプではありませんが、植物を置いている部屋の環境を常に目で確認しておきたい場合には使いやすいでしょう。
アナログ式なので電池交換も必要ありません。
また、デザインも比較的落ち着いているため、観葉植物と一緒に置いても違和感が出にくいのがメリットです。
こんな人におすすめ
- 電池交換をしたくない
- アプリ連携は必要ない
- 植物の近くに常設したい
- アナログ表示が好み
- インテリアとの馴染みやすさも重視したい
3モデルの比較
→ スマートフォンで記録するならSwitchBot、シンプルなデジタル式ならタニタ、電池不要ならエンペックスが向いています。
| 製品 | 特徴 | 履歴 | スマホ連携 | 設置 |
|---|---|---|---|---|
| SwitchBot 温湿度計プラス | 大画面・スマート管理 | ○ | ○ | 6WAY |
| タニタ TT-589 | 最高・最低値を確認 | ○ | × | 置き・掛け |
| エンペックス EX-2841 | 電池不要・アナログ | × | × | 置き・壁掛け |
価格や仕様は変更される場合があるため、購入時は各メーカーの最新情報を確認してください。
温湿度計のおすすめはどこに置くか
→ 温湿度計は、植物の近くに置きつつ、葉や鉢に密着させないことが重要です。
温湿度計を部屋の反対側に置いてしまうと、植物が置かれている場所の環境とは異なる数値になる場合があります。
植物棚があるなら、棚の近くに設置するのがおすすめです。
ただし、次のような場所は避けます。
- エアコンの風が直接当たる場所
- 育成ライトのすぐ下
- 加湿器の吹出口付近
- 窓のすぐ横
- 水やりの際に濡れる場所
特に育成ライトの近くでは、ライトから出る熱の影響を受ける場合があります。
植物が実際に過ごしている環境に近い場所を選ぶことがポイントです。
温湿度計の数値をどう見るか
→ 数字そのものを絶対視するのではなく、植物の状態と合わせて環境の変化を見ることが重要です。
例えば、湿度が70%だったとしても、それだけで「良い環境」と判断することはできません。
温度、風通し、水やり、用土なども関係します。
特に湿度が高い環境では、空気が動かないと蒸れやすくなる場合があります。
そのため、
温湿度計 → 現在の環境を確認する
植物 → 実際の状態を確認する
という使い分けがおすすめです。
温湿度計の数字に合わせて無理に加湿するのではなく、植物の状態を見ながら調整します。
温湿度計とサーキュレーターの組み合わせ
→ 温湿度計とサーキュレーターを組み合わせると、室内環境を管理しやすくなります。
例えば、植物をまとめて育てている部屋では、湿度が高くなっていることがあります。
その場合、加湿することだけを考えるのではなく、サーキュレーターで空気を循環させることも重要です。
温湿度計で環境を確認し、サーキュレーターで空気を動かす。
この2つを組み合わせることで、室内栽培の環境を把握しやすくなります。
まとめ
→ 観葉植物用の温湿度計は、現在の温度・湿度を確認するだけでなく、環境の変化を把握するために使うと便利です。
今回おすすめしたのは次の3製品です。
- SwitchBot 温湿度計プラス → スマホ連携や履歴管理を重視
- タニタ TT-589 → シンプルなデジタル温湿度計を使いたい
- エンペックス EX-2841 → 電池不要のアナログ式を使いたい
この中で、観葉植物を複数育てていて、温湿度を継続的に管理したいならSwitchBot温湿度計プラスが最も使いやすい選択肢です。
一方、スマホ連携まで必要なければタニタ、電池交換をしたくなければエンペックスというように、必要な機能から選ぶといいでしょう。
温湿度計は、植物を元気にするための道具というより、植物が置かれている環境を把握するための道具です。
まずは植物の近くに設置して、季節や時間帯によって温度・湿度がどのように変化しているのか確認してみると、室内栽培の管理がしやすくなります。


